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ルパンドゥフー

えー。僕たちの世代はまさにガンダムとルパン三世にレイプされた世代と申しましょうか、繰り返し再放送で刷り込まれているため近い歳の人と知り合いになったとき、いずれかの話題でいくらでも間が持つという、まさに心に打ち込まれた楔のような2作品なわけですよ。

ガンダムにいたってはソープ嬢がホストにン千万も注ぎ込んでしまうかのごとく、僕らはバンダイから搾取され続けているわけですが、まぁその話はいづれ。

で、今回はルパンです。

ルパン三世のテーマソングやBGMってそりゃあもうかっこいいわけです。

多分皆さんが思い浮かぶのは赤いジャケットの新シリーズ、ルパン三世のテーマに代表される大野雄二の楽曲だと思うのですが、僕が好きなのは青いジャケットの初代ルパンのサイケでディスコな山下毅雄による楽曲です。

もうね、子供時代からかっこいいな~と思っていたのですよ。

有名な、「あし~もとに~絡み~つく~」で始まる「ルパン三世その2」もかなり好きですが、なんと言ってもカーチェイスのシーンなどのBGM、「ほにゃ~らら~ やっぱっぱ ぱぱーや(わかんねえか?これじゃ)」ってビックバンド風のアップテンポな曲に黒人女性コーラス風のドゥーワップ、そしてボーカルのチャーリー光星のよくわかんない英語のシャウト。
もうね、アレたまんない。
オープニングでルパン役の山田康夫のナレーションのバックで流れてた奴ね。

あれ、ずーーーっと探してるんですよ。で、曲タイトルもわかんないので、ルパン三世のサントラとかずいぶん買わされました。

でも全然入っていないわけなんですよ。・゚・(ノД`)・゚・。
変なアレンジが施されたバージョンやナレーション入りのTVと同様のサイズのものしかないんです。

で、10年ほど前に(もっと前かな?)旧ルパンのサントラが出たので買ってみたところ、BGM入りのTVオープニングと同様の尺で入っていて、短くて物足りなくはあったのですがともかく曲タイトルだけはゲットできたんです。

「アフロルパン’68」

ア・・・アフロ?

で、同時にアフロルパンのフルサイズ音源は紛失してしまっていて、現在は完成したTVフィルムの中に入ってる音だけが全てだという、おおよそ考えられないような事実。

まぁ、ルパンって本放送時は全く視聴率が上がらなくて、全く惜しまれずに打ち切られてしまったという経緯があるので、大ハズレだったアニメ番組のBGMなんてぞんざいな扱いだってな事は容易に想像できるけどね。
まさか製作者側もルパンがこんなビッグタイトルになるとは思ってもいなかったろうしな。
そういえば、ガンダムも同様に打ち切られたのが再放送でブレイクしたクチだったね。

ともかく、がっかりしたまま10年間を過ごしていたんですよ。
そしたらね、近所にGEO!がオープンしましてね、レンタルビデオの。
そこのCDを何となく見ていると、
「ルパン三世トリビュートアルバム You's Explosion」
なんつうのが出ていまして、その中に
「AFRO "LUPIN '68"/RUI&ROLLY」
なんて書いてあって。

「うぉ!しかもローリーかよ。根拠はないが奴は判ってるような気がする!きっと俺の聞きたかったアフロルパンが聞けるに違いない!」
そう思い、とにかくレンタル!

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・


で、まぁ結果としてはアルバム全体がクソ、つうか、そんな変なアレンジするんだったら原曲でええやん的な半端な出来。
田中健が得意のケーナで五右衛門のテーマとか吹いてやがるし。
まぁCharのルパン三世のテーマがかっこよかったかな。

でさ、肝心のローリーだけど、なんかさぁ、疾走感命みたいなアフロルパンをよ、ズンドコグラムロックみたいにやるんじゃねえよ。
もうさ、オリジナルスコアから数段落ちるようなアレンジするくらいなら完コピしろつうの。



ただね、収穫はあったの

なぜってね、オリジナルボーカルのチャーリー光星の英語の発音はね、「ルパン・ザ・サード」「リュパンドゥフー」にしか聞こえないくらいのネイティブなの。

だから僕は「アフロルパン’68」がとっても大好きなのに、普段口ずさむときはサザンの仮歌みたいなデタラメ英語で適当に歌うしかなかったの。これは悲しいよ。

僕のヒアリング能力ではね、

「ビサンチンイェーィ ヤッパッパッパ(コーラス)ウォーター」

「マシーン イズ クラーイ ヤッパッパッパ(コーラス)ウォーター」

「ルパーンドゥフー ヤッパッパッパ(コーラス)クールマーン」
って聞こえちゃうの・・・

基本的に上の3つをチャーリーが連呼してるだけの歌なんだけどね。

ビサンチンはともかくね、マシン・イズ・クライってね、そんなダセエ英語歌詞なはずはないって、そんくらいは分かるんだよ?ディス・イズア・ペン。

でもそう聞こえちゃうんだもん。

ルパーンドゥフーがルパン・ザ・サードなのはまぁ分かるとして、ビサンチンイエーに至ってはもはやシュールすぎてお手上げ状態ですよ。

もともとチャーリーがアドリブでテキトーな事を言ってるだけみたいなんで、歌詞カードのようなものは存在していないようなのですよ。

それが、ローリーの日本語英語の力によって全てが手に取るように分かりました! すごい、すごいよ、ローリー!!

実はですね、「ビサンチンイエー」「P-38(ピー・サーティーエイト)」って言っていたんですよ。

「ウォーター」「ワルサー」

そして「マシーンイズクライ」は、「マシーン・クライス」

つまりエンディングのあしーもとに~のBメロ「マシン~が~叫ぶ~」と、サビの「ワルサーP-38」の部分の歌詞を英語で連呼してたんですね。

もう、目からウロコ!!


ありがとうローリー。20年間喉につっかえていた魚の小骨がようやく取れたような爽快感で一杯です。君のアレンジは最低だったが。
by kimuraz | 2007-03-21 23:40 | 素敵知識
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