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ウサギの尻尾について考える。

 俺の参加している劇団「演劇レーベルBo-tanz」の8月公演の詳細を決める会議などアリ。実に公演を打つというのはめんどくさいものだ。そして驚くほどに金がかかる。演劇は映画と違い、人気があったからといって草々ロングランなどできるものではないし、上演会場を増やすことも出来ない。チケットの数は椅子の数で決まるので、売れ残ることはあっても想像以上に儲かることはありえないのだ。
8月の公演は過去最大の予算を投入する。コケたら飛んじゃうw

 さて、話は変わるのだが、以前から実に腹に据えかねている問題がある。それはウサギの尻尾についてだ。ウサギの尻尾と聞いて皆さんはどのような形状を思い浮かべるだろうか?
きっとチアガールのお姉ちゃんが両手に持っている何の意味があるのかわからないもさもさした奴を白くしたようなものだと思ってはいないだろうか?

下の写真を見てもらえれば判る通り、ウサギの尻尾は草履のような形状をしており、それが普段は丸まっているのだ。体育のマットの収納状態のような、30代の人ならワル男のリーゼントのような仕様だと言えばイメージしやすいだろうか?そしてリラックス時にビローンと展開するのだ。

だが、漫画やアニメなどのキャラクターでこれを正確にデザインしたものは過去見たことがない。例外としてべアトリクス・ポッターのピーターラビットはただのリアルなウサギなので、ポッターのイラストに関しては一応正確に描かれてはいる。
が、キューピーのCMやピーターラビットのフィギュアなどはやはり綿アメのような尻尾にされてしまっているのだ。
これはフィギュアなどの造形師やアニメーターが絵本でも微妙にしか描かれていない尻尾を作りこむ際、実在のウサギを取材することもなく、イラストと脳内イメージのみで作っているからに他ならない。ポッターのイラストのみだと実際の尻尾を知らない人にはよく形が分からないのだ。

いいか、これだけは言っておく。ウサギの尻尾はバニーガールのケツにくっついているような可愛らしいものではないぞ。ウサギの尻尾について考える。_d0025069_257098.jpg
by kimuraz | 2005-04-11 02:39 | 素敵知識
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